マイク・ウォーラル シンデレラ

マイク・ウォーラル　時間の終わり　1997
 

最近の作品では、ルネサンスやバロックの巨匠たちが描いた作品をモチーフにしたり、直感的に描くというマイク・ウォーラル。彼のサイトには1960年代から作品を制作しはじめ、ブリューゲルの死の勝利、骸骨などのショック＆ホラーに主題を求め、しだいにテーマは夢と潜在意識へと移行し、ポール・デルヴォーやマックス・エルンストを好んでいるとありました。うんうん、わかる。

1970年代にはシュレリアリズムのような「タイムマシン」っていう作品もあったりするけど、ベラスケスのマルガリータ王女を描いたり、当時のスペイン・バロックで主流だったドレスの女性を描いたり。

本日ご紹介の「時間の終わり」は、スペイン・バロック時代のシンデレラって感じでしょう？

映画界ではコンセプチュアルアートの仕事をしていたよう。「キャプテン・ブーリーの大冒険（NATE AND HAYES）」（1983）や「エイリアン3」ではスケッチで場面を提案。エイリアンの誕生する姿もいくつかドローイングで提供。リンク先から見てみて。他にロマン・ポランスキー監督の映画「マクベス」の第二場面もウォーラルの絵画作品に基づいているんだって。

1942年に英国で生まれ、1988年にオーストラリアに移住。現在も絵画を制作し、展示会も続いている。

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